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アメリカ地質調査所の地震学専門家ルシル・ジョーンズ(Lucile Jones)氏は、短期的な地震予報は依然として世界的な難問であり、現在、地震の規模と発生時間を正確に予測することはまだできないと言っている。ジョーンズ氏によると、地震発生の際断層のずれが大きければ地震の規模も大きくなるが、地震を誘発する要素と地震の規模には関連がないので、発生前に断層の観測を通して地震の規模を知ることはできない。1975年に遼寧省で起きた地震は予測できたのに、翌年河北省唐山市で起きた大地震は予測できなかったことからも、依然として理論の根拠が不足しているという。
今回の四川大地震に影響を及ぼしたと見られる「龍門山断層帯」は、中国地区で最も危険な断層帯の一つでこの断層帯は最近数年間は毎年15mmという速いスピードで移動しているという。
また、地震発生前に動物の異常行動や異常気象、異常電磁波などさまざまの予兆があるという説もあるが、今回も100件を越える予兆現象が寄せられたが、十分な科学的根拠はなく、これらの現象だけでは地震を正確に予測できないと考えられている。
しかも今回の龍門山断層帯は一億数千年前から生き続けた活断層であるという。感覚的に宇宙の一億年が人間の一年と考えて良い。
岩手・宮城内陸地震の発生確率は今後300年以内は、0%〜0,1%と考えられていた。気象庁予想ではM5以上の余震の発生確率は90%しかも数百回に及ぶと言う。この地震に関し、気象庁は6月15日余震発生確率は、最大震度6弱程度が予想されるマグニチュード(M)6以上が30%、最大震度5強程度が見込まれるM5以上が90%と発表した。どのような地震も余震が頻発することも考慮しなければならない。
日本には海域・内陸合わせて2000を超える「活断層の巣」がある。しかも知られざる活断層もある。地震の短期的予知は出来ないと言って良い。
武蔵野市も耐震支援事業を充実させている。「備えあれば憂いなし」自分の所だけは大丈夫などと考えがちだが、地震対策は早急にやっておくべきである。
地震研究家の建築家として声を大にして改めて叫びたい。
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