この家は小平市小平駅近くの広々とした敷地の中に建てた夫婦の小住宅である。
奥様が書道家でいらっしゃるので、その作品などを展示するためのスペースを必要とされていた。
そこで小屋裏中2階に作品を鑑賞できるギャラリーを設計した。
特徴ある小屋裏ギャラリーの家として建築雑誌2誌に掲載され、フジTVでも放映された。
陸り(むくり)のある屋根、吹き抜け空間(透明ガラスで仕切ることができる)等、間取りに配慮し、ギャラリーもリビングも明るく快適な空間とした。
外観では大きな屋根にあえて軒どいを設けず、雨が落ちるその場所に小端立瓦を並べ、落ちる音に風情が出るように遊びこころを取り入れた。
漆喰、珪藻土の自然素材を多く使用し、ご夫婦の健康の配慮にも気を使った。自然の息吹を感じる心落ち着く家と、おっしゃって頂いて設計者冥利と思います。
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