算命学というと一般の人々には馴染みのない言葉ですが、古代中国の唐の時代
に、中国の国教としてとらえられた道教〈日本の神道と深い結びつきがある〉のなかの、戦略、軍略の部門から生まれたものである。いわばどう戦うか、人をどう使うか、どう動かすかといった問題の研究が算命学ということになります。
この算命学は、最初は万象学と呼ばれ人を使ったり人間はどう生きるべきかと
いう時に、宇宙の法則を活用しようという考えがその源流とされています。
従って、古いものの考え方ですが人間の考えには古代も現代もあまり変化はなく現在の生活の中でも役立つものが多いと信じます。
時代の流れを読むコツ
時代は十年単位で、動乱期−教育期−平和期−庶民台頭期―権力期の五時代を推移するとされています。現代は権力期で、人の上に立つ人はこうした時代の流れの変化と、個人の性格の組み合わせを知る必要があります。「どんな細かいことでも大事なことを鋭敏にかぎ分けて見落すな」これが時代を予測するコツです。
帰り矢現象
人間の運について考えてみます.会社の創設期など規模も小さく社員も少なかった苦難時代に、一緒に頑張った上級社員が会社の規模が大きくなるのつれて、付いて行けず,駄目になってしまう。こういう現象を帰り矢現象といいます。その時に社長がそういう社員を首にすると、犠牲を負うべき運命を帯びた人間が居なくなってしまい、新たな犠牲者がまた生まれます.そこで例えば、六人の社員のうち、駄目社貞が一人いると、不満がその一人に集中して他の五人がうまくまとまるということもあります。この場合、その一人は運命学でいう間接運を背負ってくれる有難い一人といえます。
運命の犠牲と活用法
運命の犠牲には五つの型があります。
1・まず目上の人々や、親を犠牲にする型で、この場合は企画力・創造力が強くなります。
2・次に自分の部下や子どもを犠牲にする型で、重役・秘書・側近といった直属の部下が犠牲になることが多いようでちこの場合、世に知られる注目を集める存在となります。
3・家族を壊牲にする場合は攻撃力が強くなります。前進力です.新しい部署の開拓などに実績をあげます。
4・友人を犠牲にしたときは守備力が強くなります。会社でいうと、現在の職場を守るのに向いています。
5・最後に自分を犠牲にする場合は、自己犠牲によって自ら伸びるのは、芸術家・学者・宗教家に多くみられます。
北方優位説(北面の武士)
地球上で北は常に強いのです。歴史的にみても、南北が戦えば北が勝っています。北が上座、南が下座となります。
北面の武士という言葉がありますが、当時、エリートの武士は南に座って北に面し、皇帝は北を背に坐って南に面するということです。東洋の思想は人間の知恵だけでなく大自然の力、方角等も利用しようと言う発想があります。
帝王の心得
最後に帝王、いわゆるトップの心得です。
トップは二段構えの表現力が必必要です。自分の考えをダイレクトに社員に語っても、感情なども加わって社員には分かりにくいものです。二段構え、三段構えで系統立てて表現することが必要になります。トップは五年先、十年先のことを考えますが社員はせいぜい二年先のことです。
社員に十年先の夢を語っても理解しにくいもので目的はしっかり説明しても夢は語るなと言うことになります。そして、「トップの言葉は形なり」です・言ったことは形として実行せよということでそれで初めて人がついて行くことになります。
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